お客様からよく頂く質問をQ&A形式でまとめてみました。
 整流、平滑後の直流電圧はどれくらいになりますか?
 無負荷時、2次電圧の約1.4倍になります。

トランスの出力電圧は交流の実効値表示となっています。そのため、整流後平滑すると無負荷時の直流出力電圧は波形のピーク値、交流表示電圧の√2倍(約1.4倍)になります。
実際には整流用ダイオードの電圧降下分を計算する必要がありますので【表示電圧-約1.2V(ブリッジ整流の場合)×約1.4倍】と考えれば良いでしょう。
ただし負荷を繋ぐことでこの電圧は徐々に下がり、最終的にはトランスに表記されている実効値に近くなります。

 1次側に入れるヒューズは何Aの物を使えばいいのでしょう?
 1次電流の1.5〜3倍程度をおすすめします。

最初に2次側の電圧×電流の値を出します。たとえば12V5Aであれば、12V×5A=60VAがそのトランスの容量となります。複数の巻線がある場合はそれぞれの結果(VA)を加算します。
次に計算で求めたVA値を1次側の100Vで割ります。先程の例で言えば60VA÷100V=0.6Aとなります。これが1次側に流れる電流です。
これに若干のマージンを加えた容量のヒューズを選択します。この場合具体的には1A〜1.5A程度のものを使用するのが良いでしょう。
ただしこのヒューズは万一の際、火災等の事故を防ぐためのもので、2次側に接続された機器を保護する目的のものではありません。
機器の保護については別途保護回路の設置や、2次側の即断ヒューズなど必要な対策をご検討下さい。

 J-121Wは12V×2/1Aとありますが、2巻線合計で1Aですか?

それともそれぞれ1A取れるのですか?

 表示の電流は1巻線に対しての容量です。

【J-●●●W】というシリーズは2次側2巻線それぞれ定格の容量取ることが可能です。
2巻線を直列にすれば2倍電圧のセンタータップとして使えますし、並列接続すれば2倍容量になります。

 J-253は1.25Vのタップがありますが、これを0Vのセンタータップとして

両波整流に使用することは出来ますか?

 おすすめはしておりません。

トランスによっては半分の電圧のタップが付いており、原理的には両波整流のセンターとして使うことは可能です。
ただしこれらのタップが完全なセンターとして機能する設計はしてはおりません。
そのため万が一このアンバランスが原因で起こるトラブルに関しての補償は致しかねますので、お客様ご自身で判断の上お使い下さい。
通常は型番にWの付く2次側2巻線のそれぞれの中央に位置する端子を接続し、そこをセンターとしてお使い頂くことを推奨しております。

 必要な直流出力が1Aだったら1Aのトランスでいいですか?
 整流回路は整流方式によって取り出せる直流電流出力が異なります。

整流して直流にした場合、半波整流回路はトランスの定格(AC)の約4割の直流出力、ブリッジ整流では定格(AC)の約6割程度の直流出力とお考え下さい。
つまり1Aの直流出力を得たい場合には半波整流では2.5A、ブリッジ整流では1.7A定格のトランスを使う必要があるということです。
一方センタータップを利用した両波整流ではトランスの定格(AC)の8〜9割程度まで取り出せますので、一見して一番効率の良い整流方法に見えます。しかし、2倍電圧の巻線が必要になりますので、トランスの大きさは他の整流方法とあまり変わらない結果となるでしょう。

 タンゴトランスの互換品を探しています。
 OPT-22S-ZとP-280は互換性があります。

弊社【OPT-22S-Z】はタンゴのU-808互換品として使用可能です。
また同じく【P-280】はタンゴのMX-280の互換品として使用することが出来ます。

 届いたトランスの寸法がページ記載の図面にある寸法と若干違います。
 製品の大きさにはばらつきがあります。

製品の生産は職人が1個ずつ手作業にて行っています。そのため特に外装カバーの折り返し部分などはどうしても大きさにばらつきが出てしまいます。
各商品ページに記載の寸法はあくまで基準サイズであり、製品により数mm程度の誤差は許容範囲とさせて頂いております。
組み込み機器に入り切らない等のトラブル防止のためにも、シャーシ等の加工は現物がお手許に届いてから、寸法をご確認の上行って頂くことをお勧めしております。
悪しからずご了承下さい。